【シーバス釣行記】2021年8月10日河川河口。ルアーを動かせ!

釣行記

 釣りに行く前は釣り場の天気潮位を調べていきましょう。

 いつもの河川河口に行く。前日天気が悪かったお陰か今日は釣り人がいない。河口から一番近い橋の下のポイントにありつけた。時間は干潮の時間なので、上流側から80mmシンキングミノーを使って、ドリフトを利用しながら探る事にした。明るい場所なのでラインが弧を描き流される姿が良く確認できる。橋脚の下をルアーが流れるように投げる位置を調整しながら探る。辺りを確認するとベイトとなる小魚が沢山確認できた。明暗部をよく確認するとフッコサイズのシーバスだと思われる魚影も数匹確認。魚の活性は高そうである。自然と「今日は釣れる日だ」と思い込む。

 開始してから数回投げた後、もう少しでルアーを回収となる岸際の明暗部にルアーが来る。

 「コツツッ!」

 竿先に当たりの反応!目視でシーバスと思われる魚がアタックしている姿を確認!条件反射で竿を大きく引く!

 「スッ」とルアーだけが抜けてしまった。引くのが早すぎたようだ。引き返す魚影もしっかりと確認できた。目視だった事もあり合わせが早すぎた。悔やまれるが幸先は良さそうだと感じる。

 それからしばらくしてから辺りが騒がしくなってきた。小魚が騒がしく跳ねる音、時折聞こえる「ボフンッ」という音。「これは捕食が始まっている」と思いルアーを90mmのリップレスミノーに変更して表層に波が出る速度で明暗部を中心に探る。「今が時合だ」とキャスト一投、一投に力が入る。

 それからルアーを変更したりして探ったが「なにも成果は得られませんでした!」と心の中で叫ぶ事になる。最近「ドリフトを利用したただ巻き」をメインで釣りをしているがこれの反応が今一つなのだ。すれ違う釣り人も同じような釣りをしている人ばかりで、釣っている人を見ない。ここまで来ると私は「パターン」が違うのではないかと思い始める。

 今までルアーをなるべく「自然の流れに任せて動かす」事を意識していたが、「あえて自分で動かす」やり方は試していなかった。魚がお腹が空いていない時は「リアクションバイト」と呼ばれるように、反射的に食いつかす方法を取ると効果があるようだ。本当に反射的に食いついているかはシーバスでないのでわからないが、人間でも特定の動きに対して反射的に反応する事があるように、シーバスも特定の動きに対して反射的に反応してしまう事もあると考える。

 事前に「シーバスの捕食シーンの動画」を確認した際に「逃げる魚の動きとミノーのジャーク」の動きがとてつもなく近いことは確認している。小魚が逃げる時は左右に方向を変えながら「ピュンッ…ピュンッ」といった形で逃げている。だがシーバスにあっさり食べられていた。ミノー系ルアーを「ジャーク」と呼ばれる「ラインテンションを張った状態で竿を引く動き」を繰り返した時とそっくりだったのだ。試してみない手はないだろう。

 ルアーはジャークに適している80mmのシンキングミノーを利用する。ジャークの場合、ルアーを回収する速度が速くなってしまうのでキャストを調整しながら明暗部を横切る位置を探りながらジャークを繰り返す。竿を一回引いてリールを一回巻く動作を1秒の間に行う事を繰り返す。「ブルッ…ブルッ…」と竿を引く度にルアーが動いている感覚が竿に伝わる。ジャークした移動距離はリールが一周約1mの巻き取りなので約1mの幅で左右に動いていると思われる。

 あまりやらない釣りなので最初は無駄な力が入り若干疲れが出てきたが、しだいに無駄がそぎ落ち、それっぽい体の動かし方になって来た。テンポよくできるようになると楽しくなってくる。魚を釣るのが目的だが、アクションを付けてルアーを動かす事に段々と熱中する私がいた。

 「ガッ!」

 竿とリールの動きが止まり竿先が震える!魚だ!!きたきた!とリールをギュンギュン巻く!あまりサイズは大きくないのかドラグはならずどんどんと魚が寄ってくる!

 足元まで来て魚影を確認!シーバスだ!「よっしゃ!」あとはランディングだと思ったさなか!岸際に猛烈に潜り始める!岸際に潜り込まれると障害物でラインブレイクの可能性があるので竿を引き強引に表層へ魚を持ってくる!

 「ヒュンッ!グルングルングルン!」

 岸際でフックが外れルアーが岸際に設置されている柵に巻き付く。そう。ばれてしまったのだ。魚影の確認をしてあと少しのところでばれてしまっただけに悔やまれるが、久々のシーバスの感触が楽しかったのでよしとしよう。釣り方を変えて即効果が出るとは思ってもみなかった。人と同じ道ばかりを通っていてはダメという事だろう。

 それからルアーを変えたりしながら同じように探るが一度当たりのような感覚がある以外は反応がなかった。潮どまりの時間もありこの日の釣りは終了した。今までずっと「ドリフトを利用した自然な動き」を意識していたが今の時期は「ジャークを利用した反射的な動き」を意識したほうが良いのかもしれない。

本日の記録

釣行場所

河川河口

潮は満潮から干潮に向かう途中。晴れ。風はそこそこ吹いていた。

釣行時間

20:30~23:00

中潮

釣れた魚

0匹

2021年累計釣果:1匹

ボウズ連続日数:10日

ロッド

DAIWA シーバスハンターX 96ft ML 7-35g PE#0.8-1.5

リール

DAIWA レグザ 4000 CXH PE#1 200m

ライン

エックスブレイド アップグレード X8 #1 22lb 200m

リーダー

DAIWA-紅牙リーダーEXⅡタイプF-3-12lb

スナップ

DAIWA-D-Snap-Sサイズ-30lb

ルアー

SHIMANO-サイレントアサシン-80mm-10g-S-キョウリンPC(当たり反応あり)

ima Lipper 90 90mm 12g サイトキャンディー

ima-sasuke-120-裂空-120mm-20g-マットチャート

SHIMANO-サイレントアサシン-99mm-17g-S-マットチャート(当たり反応あり)

Megabass-X-80-SW-80.5mm-10.5g-HEAT-IWASHI(当たりあり)

2021年ロストルアー数:7個 

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