【シーバス釣行記】2021年7月30日河川河口。大量の魚影を確認する。

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釣行記

　釣りに行く前は釣り場の天気、潮位を調べていきましょう。

　いつもの河川河口の橋の下に行く。今日も上流側に先行者はいないようだ。最近は水面が静かな事が多いからか、良いポイントにありつける。釣りの準備をしていると橋の付近が異様に騒がしい。岸際には大量のハクの群れ。河川の中央部には魚の群れと思われる水面の変化があった。シーバスが捕食している魚であれば、シーバスがいる可能性が高い。私は心が期待に満ち溢れる。

　まずは表層から探るため、75mmのリップレスミノーを投げる。流れに乗せながらリールを1周1.5秒～2秒程度巻く。岸際から河川の中央部まで数回に分けて捜索するが反応はない。流れは早く着水したルアーが明暗部を通過するまでが早い。立ち位置を変えながら明暗部を通過するまでなるべく長くなるように探ってみるが反応はない。

　辺りでは時々「バフンッ！」という音が聞こえる。シーバスの捕食音かもしれない。たまに岸際付近にいるハクの群れも水面を「パシャ！パシャ！パシャ！」と飛び跳ねている。何かに追われているのかもしれない。「今日は釣れる日だと！」水面の騒がしさから思う私がいた。

　だが80mmシンキングミノー、95mmリップレスミノー、99mmシンキングミノー、70mmフローティングペンシル、65mmシンキングペンシル、90mmリップレスミノーとあらゆるルアーを試すが反応はない。岸際には20～30cmほどの魚が群れで大量に泳いでいる。現在橋の上流付近全てを埋めているのではないかと思うぐらいの魚の数だ。状況的にはとても釣れそうだがさっぱり反応はない。

　こういった時は魚がスレているから、ナチュラルなルアーで攻めた方が効果的な場合があると思い出し、ワームを利用する事にした。キャストして着水後、竿を立てながらリールを1周2秒以上かけて巻く。流れに身を任せる戦法だ。「きっと自然なアクションになるだろう。」と考えキャストをする事数回目…

　コツ！コツ！

　魚だと思わる反応があった！竿を引く！

　竿に重さが乗り、「ジッ！」とドラグが一瞬出る！

　「よっしゃ！」と心で言い、リールをギュンギュン巻く！

　すると途中で「スンッ…」と重さがなくなる…

　そう。ばれたのだ。ワームはシングルフックのジグヘッドを利用していたので刺さりが甘かったのか？もう少し慎重にリールを巻いた方が良かったかもしれない。帰って来たワームは若干の魚臭さを感じる。魚が引っかかっていた事は間違いないだろう。

　それからワームで同じように探るが、反応はもうなかった。岸際に大量にいた魚達はいつの間にか消え、水面も落ち着き鏡のようになっていた。水面に映る街の光が奇麗だと思い、今日は潮時だと感じボウズのまま帰るのであった。