釣行記
最近は河川の河口で釣りをしていたが、釣れないので段々と上流の方で釣りをしていくことにした。いつも行く河川の下流にはいくつか橋がある。橋の上に街灯がある場所は夜になるとシーバスが集まるポイントとされる。これは広く知られている情報だ。行けば誰かしら先行者がいる。激戦区と言われる場所。誰か先行者がいたら邪魔をしないように私は立ち入らないようにしている。今回も期待をせずに橋の上から「誰かいるかな~?」と除くと片側には人がいたがもう片方には人がいなかった。珍しく橋の下のポイントにありつけるようだ。
光の加減で明るい場所、暗い場所の境目の事を明暗部という。光が当たる場所には小魚が沢山いた。何がいるのかわからないが時々「バシャバシャ」している。これはマイクロベイトパターンと言われるものだろう。こんな事もあろうかと今回はサイズが90mm以下のルアーをいくつか調達してきた。リーダーは細い物、スナップは小さい物も用意して小さいルアーを動かす準備は万端だ。
準備を終え釣りを開始する。まず使うルアーは60mmのフローティングペンシル。これはただ巻きでもゆらゆらと泳いでくれる物。まずは明暗部を通すようにルアーを投げる。リールはスローで巻く。光が当たっている場所には沢山の小魚がいて、ルアーが通過すると水面が「バシャバシャ」と騒がしくなる。なんだか釣れそうな気がしてくる。
投げる場所を変えながら丁寧に明暗部を攻めるが反応がない。「ここには魚がいないのかな~?」と私とは反対側の河川の淵を見ていたら
シーバスが釣れていた
反対側で釣りをしていた人がシーバスを釣っていたのだった。羨ましい。あちらの場所は高確率で釣り人がいる場所で橋のポイントでもかなりの激戦区。釣り人がいつもいるには理由があるという事だ。
私が釣ったわけではないが生態反応を確認できたので私もやる気が出てくる。表層を攻めて反応がなかったので、63mmのシンキングミノーに変更し中層を探る事にした。リールを巻く速度はこちらもスロー。河川の手前と真ん中は水深が違うので、手前で根掛かりしないように気を釣る。こちらもフローティングペンシルを使っていた時と同様に丁寧に明暗部を攻める。キャストを繰り返しもくもくと釣りをしていたその時
スレ掛かりで正体不明だった小魚がルアーについてきた。調べたところ、この小魚は「ボラの稚魚で通称ハクというらしい」ルアーのサイズと驚くほど一致している。今の時期は50mm~70mmのルアーサイズが良いのかもしれない。今回はマッチザベイトを意識した釣りでは選択は間違っていないようだ。小魚はそうそうに針を外し水へ返した。ダメージは少なかったようで元気に水の中に帰っていた。元気でな。
引き続き釣りをするが反応はない。人がいなかったので橋の左右明暗部を30毎に移動しながら釣りをしてみたが反応はない。こちらにはシーバスはいないのかなと釣りを少し休憩して河川を眺めていた時。
バフンッ!
という音とともに水面に黒い尾が見えた。私は思う。あれはほぼ間違いなくシーバスが餌を捕食した瞬間だと。彼らはしっかり橋の明暗部にいたのだ。私の技術不足により彼らを捕らえることが事ができなかったようだ。私を嘲笑うかのように釣りを止めているタイミングで捕食行動だ。彼らにはしっかりと釣り人の動きが見えているのかもしれない。生存確認ができたの少しやる気が出たが、明日も仕事という事もあり釣り場を後にする。本日もボウズだ。
本日の記録
釣行場所
河川下流
潮は干潮から満潮に向かう途中。風はほぼ吹いていない。
釣行時間
22:30~00:30
潮
長潮
釣れた魚
0匹
ボウズ連続日数:7日
ロッド
DAIWA シーバスハンターX 96ft ML 7-35g PE#0.8-1.5
リール
DAIWA レグザ 4000 CXH PE#1 200m
ライン
エックスブレイド アップグレード X8 #1 22lb 200m
リーダー
DAIWA-紅牙リーダーEXⅡタイプF-3-12lb
スナップ
Maria-ファイターズスナップ-000-15kg
ルアー
SHIMANO-クー-70mm-7g-F-キョウリンボラ
SKAGIT-DESIGNS-テリージャーク
2021年ロストルアー数:4個