釣行記
秋のシーズン。雨の日も風の日も暑い日も釣り場にいる私。秋のシーズンは時間が空く時はなるべく釣り場にいたい。釣れる可能性が高いからだ。前日も釣り場にいて、コノシロをゲットしている。ゲストだが釣れればなんでも楽しい。前日は雨の影響もあり、思った以上に潮位が上がり足首ウェーディングになったのも良い思い出。
潮位が上がり、“濡れるから帰ろう”の釣り人を横目にここまで来たら“もうよいか~”と防水加工はされている登山靴であきらめて水につかっていた私。水につかれば防水加工なんて無意味。“問題ありませんよ~”の空気感を出しつつただ濡れているだけなのは内緒。ウェーディングはやったことがないのだが“こんな感じなのか~”と若干わくわくしながらポジティブに釣りができた。楽しかった。
注意てもらいたいのは、これはよく通う釣り場でどこまで潮位が上がるか理解できているから楽しめただけである。よくわからない釣り場で同じようなことがあったら私は迷わず帰る。大切なのは釣果より安全なのは言うまでもない。
そんな私は本日も鶴見川に釣りに行く。今日は平日。潮が良いので仕事も早く終わらせてい夕まづめの時間には釣り場にいた。“普通の人はまだきっと仕事だから釣り場には誰もいないだろう”そう思っていた時期が私にもありました。普通に釣り人がいる。なぜなのだ。
こうなると良いポイントは期待できない。こんな日は壁際を中心に探るしかない。秋のシーズン、潮も良いので壁際もチャンスはある。むしろ私は壁際で釣れる。
壁際では個人的に最強ルアーのX-80を使い、チョチョチョンとリズムを刻みながらトゥイッチで探る。反応がなければ上流側へ向かって歩く。壁際にプレッシャーが掛かっていなければ普通に釣れる。平日で人が少ないと思うのでチャンスはあると信じたい。
最近の昼は黒鯛釣りをしてる人、夜は秋の鶴見川になると見られる、水辺をライトで照らしながらモズクカニを捜索している人も多い。壁際のプレッシャーは中々のものだ。川は皆の遊び場なのでプレッシャーが低い日であることを祈るしかない。
祈りは届かず壁際に反応はない。潮位がまだ高いのが影響している可能性もある。壁際なのだが潮位が下がると街灯で壁際と明暗部が綺麗にできる場所もある。まだ潮位が高く明暗部がちょこっとしかないので魚がついていないのかもしれない。
こんな感じでとことこ歩いているといつも引き返す橋の下流側が空いていた。上流側は当然だが釣り人がいる。ここから先のポイントは期待できなそうなのでここで引き返す。引き返しながら“魚道”を中心にkomomo SF-125を使いオープンエリアをドリフトで探りながら下流側へ引き返すことにする。アップ、クロス、ダウンとルアーを納得できるトレースコースで流せたら移動だ。
流れが効いているのでルアーをアップに投げると1秒1回転でもスルスル巻ける状態だ。アップの時は流れと同調する速度で巻き、ルアーがターンしてもそのまま巻き帰りはプルプルルアーが動くような速度で巻きながら探っていく。
プルプルしながら帰ってくるkomomoを見ると釣れそうな気がする。たまにある私が好きなルアーだ。好きなルアーは釣りをするときに重要な要素だと私は思う。好きじゃないルアーは投げても釣れる気がせず、“ここに魚はいるのだろうか?”不安な気持ちがよぎる。
好きなルアーだと“こいつならやってくれる”。根拠のない自信にあふれ、楽しく釣りに集中できる。釣りは釣れてなんぼ!でもあるが、好きなルアーを投げ続けるのが楽しいのも魅力の一つだろう。
ルアーを巻きながらリールに伝わる振動を楽しむ。そうして段々と下流へ向かって歩いていく。魚の反応は得られず帰宅の時間は近いようだ。楽しい時間が過ぎるのは早い。
帰路の途中でオープンエリアだが“そこそこ実績があるポイント”に到着する。ここは流れが他の場所と比べると緩くなることが影響しているのか、今まで釣れた魚は大きい魚ばかりだ。丁寧に探りたい。
アップ、クロス、ダウンとキャストコース、投げる距離を変えながら探る。しばらくして何週目かのクロスに投げ、ドリフトでルアーがターンして水を完全につかみプルプルし始めた刹那。
バコフゥ!
なにごと!!
水から音が鳴り竿に重さが乗る。リールを巻きたいが重さで中々巻くことができない。
ヒットだ!
ただものではない魚がルアーに掛かっている。
リールも巻けずしばし硬直状態となる。フックの掛かりの状態もわからない。伝わる重さ。ドラグの出方を感じながら魚の様子を伺い慎重にやり取りを…
バシャバシャシャ!!
魚は待ってくれなかった。元気よくエラ洗いする魚体。間違いなくスズキ!
エラ洗いはとにかくテンションを掛け続けなければ終わってしまう!ここでリールを一気に巻きエラ洗いするスズキをむしろ寄せていく。ピンチこそチャンス。
バカでかい魚体が見えた!
フックはしっかり掛かっている。だが油断はできない。ドラグを緩め、タモを準備し捕獲の体制を整える。前回はタモであたふたしたので、今回はタモがこんがらがらないようにしっかりと準備した。スズキにエラ洗いさせないようにロッドの先端は水中につけ、水中に向かってテンションを掛けるようにする。潮位が高くて助かる。
スズキの頭を流れ側に向けて落ち着かせ、しっぽ側にゆっくりタモを仕掛ける。ターンさせ頭からランディング予定だったが、なんかスズキが落ち着いていたので、そのまま流れに乗せながらしっぽからゆっくりとランディングする。
太くて長い79cmのスズキだ。ランカーまで惜しく1cm足りなかったが好きなルアーで釣れたこともあり、とても嬉しい一本だ。やっぱりこのポイントで釣れる魚はでかい。
魚道になっている流れに潜んでいた。岸から5m先ぐらいの流れだがよく魚が通る。流れてくる餌を狙っていたんだな。
それからもう一匹釣れないかな~と同じ場所で粘ってみたが釣れなかった。私は一本取ると後が続かない。魚はいると思うのであとは腕の問題だろう。もっと上手くなりたいところだ。
本日の記録
釣行場所
鶴見川下流
釣行時間
17:00~21:00
潮
大潮
釣れた魚
19:16 スズキ 79cm オープンエリア komomo SF-125 クロスドリフト
2022年シーバス累計釣果:8匹
ロッド
DAIWA-LABRAX-86ML-7-35g-PE-0.6-1.5
リール
DAIWA-セルテート-4000-CXH-PE1.5-200m
ライン
エックスブレイド-アップグレード-X8-1-22lb-200m
リーダー
ARIVAS-SHOCK-READER-20LB-scaled
スナップ
がまかつ_音速ラウンドナップ-M-60lb
ヒットルアー
ima-komomo-SF-125-125mm-18g-サヨリホロ
年間ルアーロスト数:1個